お客様事例

 

三郷から車で1時間程。龍ケ崎市にお住まいのUさんのお宅にお邪魔してきました。

キッチン倶楽部でキッチンをつくられてからおおよそ3年半。

いまのキッチンの様子をお伺いしました。

 

”とにかく広くて使いやすいキッチンが欲しい”

Uさんがご新居を建てる時のキッチンに対する想いは、広さと使いやすさ。

お料理教室をやられたり、お味噌も、野菜も手作りされているUご夫婦にとっては、チマチマとしたシステム収納や仕切られたキッチン空間よりも、抜けるような開放感とその状況で自由に出し入れできるフレキシブルな収納が理想でした。

 

少しでも面倒くさいことを省いて、それでも雑然としないように。

それを実現するために、様々な工夫がされていました。

 

 

シンクの正面に儲けられた蛇口。壁に取り付けることで水が垂れて蛇口の根本が白くカピカピになってしまうのを防いでいます。

そして、その上につけられたハンガー。シンクの真上だから水が垂れたって気にしなくて大丈夫。

この空間に広がりをもたらしているのは、なんといっても抜ける視線。

真ん中のアイランドカウンターも、テーブルのように4本足になっていて、シンクの配管も見える状態。この下に可動式のワゴンなどで収納を配置しているのですが、合えて目隠しをしないことで圧迫感を感じません。

 

同じくシンクの下やキッチンカウンターの下もほぼスケルトン。

こうすることで、扉を開け閉めして出し入れする手間も省け、使いやすい上に視線がその先まで抜けていくので開放感を感じます。

 

 

出しっぱなしにしておくことで雑然としてしまいそうな気がしますが、必要な物が必要な場所に置かれることで雑然感もありません。

かといって、もちろんミニマルな雰囲気と言うのではなく、生活感や使用感が心地良い。

奥様が朝早くにキッチンの配置を変えたり、動かしたりしていると下の階で寝ている旦那さんはボーリングでもしているんじゃないか?と思うようです。

でも、そうやって工夫したり創ったりしていく楽しみがこのキッチンには溢れていました。

 

 

料理を作って、食べて、夫婦で会話する。

そんな当たり前の日々の暮らしをワクワクしたものにしてくれるキッチン。

 

毎日立つ場所だからこそ、全体の設計はもちろん、細かな所までこだわりたい。

そのこだわりは、何もかもをキッチリカッチリ造り込むだけでなく、心地良い余白を残しておくことでもあるのだと、教えてくれるようなキッチンでした。

 

 

Uご夫妻は、今日もきっと美味しいご飯と暖かい団欒を満喫されています。